Tuesday, February 13, 2007

英BBCより高水準…NHKに給与基準公表義務付け

総務省は7日、NHK役職員の報酬や給与、諸手当の支給基準について「社会一般の情勢に適合した水準」などと規定した上で公表を義務付ける方針を固めた。今国会に提出する放送法改正案に盛り込む。NHKでは既にホームページ上で自主的に支給基準を公表しているが、同省は法制化することで透明化の徹底を図る。

NHKは現在、会長、理事ら役員の報酬と、職員給与と退職手当の総額についても自主的に公表している。同省の試算によると、2007年度予算案ベースで、職員1人当たりの平均給与額(平均年齢40.3歳)は年1163万円で、英国の公共放送BBCより高水準となっている。一方、在京民間放送局の社員の平均給与額は年1200万―1500万円台となっている。

法律改正では、役職別や資格別などで給与や諸手当などの支給基準の公表を義務化する方針で、同省は「役員報酬や職員給与の抑制効果が期待できる」(放送政策課)としている。

今回の法改正は、改正日銀法を参考にした。日銀法31条では、局長・審議役級、参事役級など職位と事務職、技術職など職種ごとに基本給与や手当などの支給基準を公表している。
ZAKZAK 2007/02/08

No comments: